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<Surftrip in Philippines>第2章 脱却への準備

        第2章 脱却への準備

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一時的にブログでも公開しています。一気に読みたい方はこちらから。
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 ただ、今回の話は南台湾ではなく、フィリピンのラウニオン。南台湾に行って、満たされた欲求がふつふつと溜まってきた3年後の年末だ。いつものように海外サーフトリップ行きて〜な、あそこがいい、ここがいいと色々検討するが結局、落ち着くのはまた南台湾。もういったことあるし、いい場所なのだけど、個人的には他の場所を経験してみたかった。

 

 条件は航空券、ホテル代、現地で使うお金、合わせて15万円以下ぐらいで、出発した翌日には海に入れること。南台湾を除いて条件にあう場所を探した所、フィリピンのラウニオンが候補にあがった。南台湾と比べると随分高いが、これでも年末の他の場所に比べると安い方。智也も僕も今は独身ではあるが、家族ができたらとかを考えると、トリップに行けるタイミングもそんなに多くはないとも感じていて、思いきって行くことにした。

 

ラウニオンあたりを調べてみると、ある日本人ガイドTさんを通して行く人が多いようだ。 (日本人、サーフガイド、ラウニオン で検索すると、いろいろな人のブログにも登場しているので、すぐにわかると思う。) 自分たちで他にもいろいろ調べてみても、空港からラウニオンまでの行き方、周辺のポイントの情報、ホテルの情報等なかなかでてこない。そこでTさんにアポを取ってみると、自分でも忘れていたのだが、3年前に南台湾に行った時も、フィリピンを検討していてFacebookを通じてすでに連絡をとっていた方だった。3年ぶりの約束を果たすかのようで少しうれしくなった。

Tさんには

・空港からホテルまでの交通手段

・現地サーフィンガイド

・ホテル

をまとめてお願いするつもりでいた。一般的なサーフトリップ先なら、旅行会社が上記の内容をまとめてツアーにしていることが多いが、フィリピンに関してはまだそこまで有名ではないので、ツアーは見つけられていなかった。

 

 空港からホテルまでの交通手段に関して、

僕らはサーフボードを日本から持って行く都合もあり、かつ、空港に到着するのが夜の12時だったこともあり、交通手段を見つけるのに苦労していた。空港から大型バスが出ているようなのだが、空港から一度タクシーに乗りバス停まで行かなくてはならない。夜中も運行しているのだが、1、2時間に1本ぐらいしかない。結構リスキーだと感じたので、お願いしたかった。
 

 現地サーフィンガイドに関して、

僕は友人と行くサーフトリップは南台湾だけだが、その他にオーストラリアとハワイでサーフィンをしたことがある。その経験から、ホテルからポイントへ移動手段はもちろん、ポイントから他のポイントへの移動手段と、そのポイントの周辺情報が必要になると感じていた。現地での移動手段がないと、波が良かろうが、悪かろうがホテルの目の前のポイントに入るしか選択肢がなくなってしまう。自然を相手にするサーフィンではこれだといい波にはなかなか出会えない。普通の旅行ならタクシーでもバスでも移動手段はたくさんあるが、サーフトリップの場合は2m近い板を持って移動しないといけないので、それらは使えない。行く国や予算によってその移動手段は異なるが、自転車やスクーター、車などを自分たちでレンタルするか、車で移動してくれるガイドを雇う必要がある。

 

 加えて、そのポイントに着いたとしても、そこにはそこのルールがある。ローカルしか入れない場所や、一見すると分からないがカレントが強よかったり、海底がリーフの場合があったりする。サーフィンしている人がいるからと、何も知らずに入って行くと、ローカルに怒られたり、全然違うところに流されてしまったり、浅瀬でころんだ時にリーフで体をザクザクに切ってしまうことだってある。だから現地で移動もできて、海にも一緒に入ってもらえるガイドをお願いしたかった。

 

 Tさんに確認したら、どれも手配してくれるようで、一度電話でも連絡をとったが、とても感じの良い人だった。しかし、現地ガイドに関しては僕らの行きたい所に行くというよりは、基本はホテルの前のポイントで入り、できないようであれば、他のメンバーと一緒に移動するようなニュアンスだった。そうすると、他のメンバーと行く場所や帰る時間を合わせなくてはいけないので、自由度は一気に下る。前回の台湾がそんな感じで、まだ入っていたいのに、帰りの時間に合わせて上がらないと、気まずい雰囲気になってしまう。

 

 Tさんとのやりとりはフィリピンタイムの影響かレスポンスが遅め。考えてみれば、年末年始のほっとおいても客が来る時期に、僕らのように色々注文をつける客は面倒に感じるのだとも思った。

 その間に自分たちでホテルや移動手段を調べていたら、Tさんのパッケージは若干お高め。高いという表現も難しいのだが、比較対象は僕らも英語のサイトで結構調べてやっと見つけ出した情報でもあり、その情報の信憑性や手配する手間や安心を考えると妥当でもある。

 ただ、もし自分たちで現地ガイドとホテルまでの交通手段が手配できれば、Tさんにお願いする金額を払えれば、かなりいいホテルに泊まれそうではあった。実際そのホテルに問い合わせてみると、やっぱりいいホテルだけあって空港からのシャトルバスも手配してもらえ、サーフガイドも紹介してくれた。ただその問い合わせが思いの外、大変だった。


 少し話は変わるが、ぼくはこの年の夏ぐらいから結構まじめに英語の勉強をしていた。旅行のタイミングでTOEIC600点ぐらい。英語でちゃんとしたコミュニケーションを取れるレベルではないが、実践訓練ということも兼ねて、日本人ガイドに全てお願いするのではなく、自分で調べて手配して行こうという考えにいたった。

 なので、ホテルにも英語で問い合わせをしていた。ただ、メールを送っても2、3日返事はこないのは当たり前。最初、問い合わせフォームから送った時も確認用のメールもこないし、1週間待っても返事がこない。待っていてもラチがあかないので、電話をしてみることに。英語で電話をするのって全然、伝たわらないし本当に嫌なのだけど、なんとか勇気をだして緊張しながら電話をかけた。

 すでにメールは送っており、ホテルの予約内容以外にも、 送迎とサーフガイドを雇いたい旨を伝えた。しかし、相手からは「何を言っているかわからない。」とガチャ切りされた。かなり凹む。2日ぐらいそのキズは癒えずに、3日目にやっと再び掛けてみる気になれたぐらいだ。今度は人の良さそうな方でおおまかな要望は伝わり、折り返しのメールをしてもらえることになった。

 その後も、ガイドの連絡先を教えてもらってもメアドが間違っていたり、ガイドにメールしても返事がこないので、また電話したりと、結構な手間を繰り返しなんとか、ガイドと送迎の手配ができた。この手間を考えるとTさんにお願いするという選択肢は大いに考えられた。