サーフィンと英語とミニマリスト。

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<Surftrip in Philippines>第6章 2日目(早朝の海)

  第6章 2日目(早朝の海)

 

 翌朝は、夜明けとともに海に入りたかったが、旅の疲れもあってか出遅れた。海に入った時には先客がちらほら。昨日も感じていたが、この波数とポイントブレイク感からすると、10人ぐらいを超えると波を取りづらくなってくる。まだ、そこまでの人数には達していない。今のうちメインピークから波に乗る。昨日よりはいい頻度で波に乗れた。

 

 じわじわ人が増えてくるとともに、頭オーバーのセットが入ってくるようになった。

これがやっかいなことに、分厚いうねりの後ろに隠れていることもあり、最初の波をいなした後にメキメキと現れたりするので、対応が遅れる。発見次第、ヨーイドンのピストルがなったかのように、皆一斉にパドルをはじめアウトに向かっていく。

あわよくば、乗ってやろうという気持ちはあるが、基本的には波がブレイクする前に波の向こう側に逃げ込むためだ。もし波の向こう側に行く前に、波がブレイクしてしまったら、ドルフィンもきかず、海中で2、3回転ぐるぐると巻かれることになる。鼻から息を吐くようにしても効果は薄く、大量の海水を飲むことになる。

もう、全力でパドルだ。波の向こうに行けた後、一息ついて振り返ると、白くなった海面から顔が浮かんできて、ここぞとばかりに息を吸い込むサーフィンを見ると、こちら側に入れてよかったと安堵する。

 

 毎回、そう上手くこの1線を越えられるわけではない。間に合わない時の僕は潔い良い。

ドルフィンも試みずに、後ろに人がいないのを確認して板を投げて、大きく息を吸い込んで鼻をつまんで海の中に潜る。反対の手で頭を抱えて、小さくまるくなりながら波の衝撃にたえ、浮いてくるのを静かに待つ。

ドルフィンに失敗して息をはききってしまい、変な体勢で2、3回するよりかはよっぽど被害が少ない。そんなスリルを味わっていると、さらに人が増えサイズも落ち着いてきたので、1度上がることにした。

 

 ホテルに朝食が付いているので、また海を眺めながら、エッグベネディクトにカットフルーツにビール、シメに予想以上にうまいコーヒー。

普段は職場でコンビニのサンドイッチをコーヒーで流し込むように食べているだけだけど、運動した後のこの朝食は完璧で最高にうまい。

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 夢中で食べていると、鼻からポタポタ海水が垂れてくる。これもサーフィンあるあるで、波に巻かれた時には鼻から入った海水が奥の方に溜まっていて、かがんだり横になったときに出てくるのだ。回避しきれず、結構波に巻かれたのだと実感する。