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<Surftrip in Philippines>第3章 出発

        第3章 出発

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一時的にブログでも公開しています。一気に読みたい方はこちらから。
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 智也の仕事納めが12月29日になっていたので、それに合わせて、出発は12月30日の19:00の羽田発。今回のスケジュールでは30日の23:50にマニラ空港につく。フィリピンとの時差は1時間程度。そこから車で6時間ほど、つまり朝の6:00頃にホテルに着く予定だ。飛行機と車で10時間以上移動して、到着した時間がサーフィンするのに一番いいタイミングなのだ。

 

 重要なのは飛行機と車中での睡眠時間の確保だ。普段なら新しい映画を見ながら、あまりおいしくない機内食を気分の高まりにごまかされて楽しんでいる。しかし今回は離陸前に寝てやる意気込みで、搭乗前からビールを飲み、ネックピローにアイマスを用意して瞑想用の音楽をiPhoneに入れて行った。それが功をそうして、LCCの狭い席で嫌な思いをする間もなく、寝るとこができた。LCCの機内での過ごし方は寝るのが一番かもしれない。

 

 マニラ空港に到着すると、手配していたドライバーが見当たらない。今思ってもやっぱりおかしいのだが、ホテルから聞かされた待ち合わせ場所は「空港の出口」とだけ。確かに小さい空港でおそらく出口は1つしかないのだが、ゲートを出たところなのか、建物を出たところなのか、出たところのロータリーなのかわからない。自分の名前が書かれた紙でも広げているものかと思っていたが、そんなものもなかった。

 

 普段から、不運なことが多い僕は、これくらいのことではそんなに焦らない。ホテルが手配したバンということもあり、それに対する安心感もある。ドライバーの電話番号を聞いていたので連絡した。3回ぐらい電話でやりとりして、15分ぐらいは待ったが合流できた。

 

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 到着した車はハイエースみたいな大きいバンだった。それに僕ら2人しか乗らないので背もたれも倒して足を伸ばしてゆったりできた。送迎の料金は片道1台24、000円程度。他のホテルに問い合わせていたが、だいたい同じような値段だ。もし大型バスで行けたら数千円だ。結構な支出だが時間のロス、安全面、寝られる環境という部分を考えるとやむを得なかった。
 

 話には聞いていたが、運転は結構乱暴で車線変更や合流の時など、頻繁にしっかりめのクラクションを鳴らすので、落ち着いて寝ていられない。そんな中、大型バスのターミナルらしき場所が見えたのだが、本当にバスにしなくてよかったと思った。ただ大型バスが何台も止まっているだけなので、それがターミナルなのかは分からないが、 僕がイメージするアジア圏の治安の悪い街並みそのものであった。ビビ割れた光る看板に、ボロボロの屋台、汚れたティーシャツと短パンに裸足かサンダルでたむろする人たち。もし、ここにサーフボードかかえて、観光客丸出しで来ていたとしたら、結構やばかっただろうなと容易に想像できた。

そんな様子にそわそわしていると、高速道路に乗り、周りも大きめなビルが見えてきて、運転も雰囲気も落ち着いてきた。途中でトイレの休憩はあったが、それ以外はほとんど寝ることができた。そして気が付いた時には外は明るくなり、ホテルの前についていた。